XPのUV防護服検証① UV防護服と衣服内の最適な気温や湿度について

「快適」を感じる衣服内の最適な気温や湿度はどのくらいだと考えますか?考えたことがありますか?

わたしは、外気温が25度くらい、湿度は60%くらいあると、とても気持ち良いと感じます。


ただ、これは、「外気温」です。

では、衣服内ではその温度と湿度はどうなっているのでしょう?

今回は、XP(色素性乾皮症)という紫外線に当たる事ができない難病のお子様のための「紫外線防護服(空調ファン付き)」を制作するにあたり、このようなデータを探しました。

ご協力いただいている、空調ファンのメーカーである、株式会社空調服様との実験をするための基礎データとして調査をしています。

最終的に、XPのための空調ファン付き防護服 の快適性を立証するために上記の実験を行い、患者さんたちにその結果も伝えてお渡ししたいと考えました。

  • 気象庁のdataより、東京の平均気温と湿度
  • 衣服内の快適な気温や湿度について(文献やHPより)
  • 洋服で涼しくなるのか?
  • 株式会社空調服様での実験
  • 実験結果と報告について

 

UVカット防護服がどうして紫外線をカットし、ほとんど身体を覆っているのに暑い時季に
外で活動しても快適でいられるのか?

をここでお話します。

 

 

気象庁のdataより、東京の平均気温と湿度

気象庁では、全国各地のデータを瞬時に見ることができます。
条件を入れて検索するスタイルです。

今回は、わかりやすく東京の平均気温と湿度について調べました。

このデータは、2021年のデータです。

このデータを見ますと、
運動会が行われる5月や9月の平均気温は、

5月=最高が28.9度 湿度は73%

10月=最高が31.7度 湿度は、82%

と意外と湿度が高いことがわかります。

 

では、次に東京の2021年の月ごとの気温の変化を見てみましょう。

月ごとの平均気温は、図の通りです。
意外と低い感じがするのは、「平均」だからでしょう。
気温が40度近く行ってしまう年もありますし、体感とはちょっと離れたイメージがありませんか?
わたしは、「意外と低いな」と思いました。

アスファルトなどに囲まれた建物のジャングルや、無風、有風、照り返し、直茶日光、木陰など環境によって「かなり」暑さを感じるのだとお分かりになるでしょうか?

 

さて次に、では、「洋服内の快適な温度と湿度」はどのくらいなの?という疑問にたどり着きます。

 

衣服内の快適な気温や湿度について(文献やHPより)

 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/transjtmsj1972/35/8/35_8_P350/_article/-char/ja/ より

 

「快適」と感じる衣服内温度と湿度については、意外と気温が高く、意外と湿度は低いのですね。
温度は、31~33度、湿度は40~60%くらいが快適!となっています。

 

そのほかの文系のご紹介
https://www.jstage.jst.go.jp/article/transjtmsj1972/35/8/35_8_P350/_article/-char/ja/

https://www.jstage.jst.go.jp/article/fiber/64/12/64_12_P_424/_pdf

https://www.irii.jp/randd/infor/2001_1005/topics2_1.htm#:~:text=%E4%BA%BA%E4%BD%93%E3%81%A8%E8%A1%A3%E6%9C%8D%E3%81%A8%E3%81%AE,%E3%81%82%E3%82%8B%E3%81%A8%E3%81%84%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

 

 

洋服で涼しくなるの?

 

株式会社ピーカブーの目的は、

「XP(色素性乾皮症)のお子さんたちが、紫外線にできうる限り当たることなく、

            運動会に参加できるほどの機能性を備えた防護服を作る」

 

実験においては、外気温の設定とその一定化ができる実験システム室での実験を、株式会社空調服様のご協力を得て行います。

 

 

第1回目の実験においては、条件を見つけるための「実験室」の体験でした。
防護服の試作品を当社スタッフの井関さんが着てくれました。(彼女が一番背が低いので、150cmサイズを着てくれています)

この実験室では、湿度や温度の設定ができるだけでなく、その環境を一定に保つことができます。
さらに、「運動する」こともできるため、体温を上げることもできますし、発汗を体験することもできます。
スゴイ装置です。
とても、株式会社ピーカブーではできません💦

 

さて、実験においてのポイントは、「快適性」です。
例えば、EPOCHAL(エポカル)の製品にもある機能性。

  • UVカット
  • 通気性のあるメッシュ
  • 冷感タイプの素材の使用
  • 吸汗性速乾性素材

 

 

これらはもちろん、真夏のUV対策においても、快適性を追求することにおいても必要な機能性だと考えています。
そして、確実にこれらは「快適」に向かいます。
なにを対象とするか、といえば、綿100%の長袖のUVカットなしの洋服としてもよいでしょう。

ですが、「洋服が冷たくなる」ことは決してありません✋

よく、お客様より「涼しくなりますか?」という質問がありますが、残念ですが、クーラーを背負って歩いているような「涼しさ」を求められてもそれは無理な話です。
外気温+体温+環境において、洋服で涼しくすることは難しいのです。
ただ、外部の環境を上手に使って「涼しく快適に感じる」と言うことが可能なのです。

 

実験と実験結果、そして報告

 

現在実験中です! 2022.1.18 後日ご報告します✋お楽しみに

実験結果は、こちらからどうぞ>>

 

株式会社ピーカブー
松成紀公子

 

ファン付きUV防護服 エポカル 色素性乾皮症 XP