再生医療で治す皮膚

再生医療で皮膚を作るJ-TEC様を訪問しました

皆様、こんにちは、エポカルブランド プロデューサーの松成紀公子です。

当社、EPOCHALブランドは、人の肌の健康のために紫外線対策に注目し22年間UVカットウエア、日焼け止めなど作り続けてきた、国内唯一の紫外線対策総合ブランドです。

J-TEC

 

紫外線対策をしなくてはならない、難病・病気などご存知ですか?

例えば

光線過敏症

日光アレルギー

紫外線アレルギー

光アレルギー

日光蕁麻疹

日光じんま疹

日光性皮膚炎

日光過敏症

多形日光疹

光接触皮膚炎

眼皮膚白皮症

尋常性白斑

色素性乾皮症

XP(色素性乾皮症)

ポルフィリン症

慢性光線性皮膚炎

薬剤性光線過敏症

光アレルギー性接触皮膚炎

エリテマトーデス

SLE

膠原病

扁平苔癬

光線性白斑黒皮症

小水疱

慢性光線性皮膚炎

皮膚がん(日光角化症・メラノーマ)

がん

等があります。

 

エポカル製品は、紫外線から肌を守り予防することを目的としています

EPOCHAL 紫外線対策は予防のみ エポカル

当社製品をお使いになる方には、火傷、母斑、あざ、シミ、白内障などの治療のための紫外線対策を目的とされる方もおいでです。

当社の製品は、UVカット効果が高い酸化チタンを練り込んだUVカット素材(繊維)を使用することで、薄く、軽く、色を選ばず、肌を覆うことで紫外線対策ができるものです。

より効果的にUVケアができるように機能性の高いデザインを考えています。

これらは、肌を保護して予防することに特化したものです。

https://www.epochal.jp/

 

 

予防から治すに

一方「治す」ことを考える分野も見てみましょう。

医療の世界はとても進んでいます。

先日、J-TEC(株式会社ジャパン・ティッシュエンジニアリング)様(愛知県蒲郡市)にお邪魔してきました。

この会社は、再生医療の最先端の技術を持つ会社です。(帝人グループ)

再生医療とは

再生医療は、生きた細胞を使って、本来の機能をできるだけ保持した組織・臓器を人工的に作り出し、病気やケガを治すことを目的としています。

J-TEC

 

 

そんな夢のような・・・と思われるかもしれませんが、実際に細胞を増やし(培養)している会社の中の素晴らしいシステムの整った施設を拝見してきました。この会社で培養された製品(自家培養表皮など)が特定の病院へ提供されることにより患者さんは治療を受けることができます。

https://www.jpte.co.jp/introduction/index.html

 

さて、自家培養表皮とは。

患者さんの健康な皮膚を切手くらいの大きさで切り取り、ティッシュエンジニアリングの手法を用いて体外で表皮細胞を増やしたのち、患部へ移植する皮膚の再生医療です。

最初は重症のやけどの患者さんの命を救うために研究開発されましたが、長年の臨床経験により、大きなあざ、表皮水疱症、ニキビあと、白斑、傷あと・術後あと、やけどあとなどにも使用されているそうです。

自家培養表皮

さらには、自家培養表皮には、表皮細胞に加えて色素細胞であるメラノサイトも含まれる「メラノサイト含有自家培養表皮」もあります。

これには驚きました!

もうすぐ保険の対象になるそうです。

ものすごい技術だと感じました。

詳細は、こちらをご覧ください。

https://www.jpte.co.jp/business/regenerative/melanocytes/index.html

 

自家培養表皮は、患者さんにお届けできるまでに約4週間掛かりますが、現在開発されている、他人の細胞を使う同種培養表皮は、作り置きして、病院に在庫できるため、熱傷等の創傷を負った患者さんに対して、早期に治療を提供できると期待されます。

https://www.jpte.co.jp/customers/patiens/skin/allogeneic-cultured-epidermis/index.html

 

自家培養表皮のデメリットとしては、取り扱いに少し時間や手間を要することです。また、自家培養表皮は薄いため、移植後の管理によっては肥厚性瘢痕(傷あとが赤く盛り上がってしまう)といって、少し目立つような傷跡になったり、患者さんによっては痒みが強くでたりしますので注意が必要です。

2007年10月、日本初の再生医療等製品として重症熱傷の患者さんを対象に国から承認され、2009年1月より保険が適用されています。2024年8月現在、「重症熱傷」、「先天性巨大色素性母斑」、「表皮水疱症(接合部型と栄養障害型に限る)」の治療で保険が適用されます。また、高額療養費制度の対象にもなりますので、患者さんの費用負担は軽減されます

自家培養表皮

 

母斑

「母斑」で自家培養表皮による治療を希望される場合は、以下の病院を紹介状をもって受診してください。

北海道 社会福祉法人 函館厚生院 函館中央病院、北海道大学病院

栃木県 獨協医科大学病院

埼玉県 埼玉県立 小児医療センター

千葉県 千葉県こども病院 、順天堂大学医学部附属浦安病院 、千葉大学医学部附属病院

東京都 慶應義塾大学病院

神奈川県 横浜市立大学附属病院

静岡県 浜松医科大学医学部附属病院、総合病院 聖隷三方原病院 、静岡県立こども病院

愛知県 名古屋市立大学病院 、愛知医科大学病院 、名古屋大学医学部附属病院

京都府 京都大学医学部附属病院

大阪府 大阪市立総合医療センター

和歌山県 和歌山県立医科大学附属病院

鳥取県 鳥取大学医学部附属病院

広島県 広島大学病院

山口県 山口大学医学部附属病院

徳島県 徳島大学病院

https://www.jpte.co.jp/hospital-list/hospital-skin/index.html#LINK-A

 

熱傷

身近なものでは、火傷(熱傷)があります。EPOCHALにも特に小さいお子さんの「やけどの治療のため」のUVケアについてお問い合わせをいただくことが良くあります。痕にならないためにも、紫外線対策をしてあげたいですね。

https://www.jsswc.or.jp/general/yakedo.html

人体の3割を火傷すると命にかかわると言われています。深いやけどは約1割。人の皮膚は、最大の臓器であり、とても大切な命を守るものですが、「臓器」とは知らない人も多いでしょう。この皮膚がなければ、人は数時間から数日で命を落としてしまうような大切なものです。

外的刺激(ウイルス・紫外線・化学物質など)様々なものから体を守り、内部の水分を保持し、汗をかくことで体温を調整し、感覚機能を備え、老廃物を輩出し、骨の成長を助けるビタミンDの生成をしています。

 

自家培養表皮による火傷の治療

https://www.jpte.co.jp/customers/patiens/skin/severe-burns/

 

また、お悩みとしてお聞きするのが、

尋常性白斑

白斑(はくはん)とは皮膚の基底層に分布するメラノサイト(色素細胞)が何らかの原因で減少・消失し、 皮膚の色が白く抜ける疾患です。

これにはいくつかの治療法がありますが、患者さんの皮膚を培養しメラノサイトを豊富に含んだ「自家培養表皮」を移植することで、正常皮膚に近い色にすることが目指せます。

この手術は、患部皮膚を薄く削り整え、「自家培養表皮」を貼っていく外科手術になります。

 

かの有名なマイケルジャクソンも、この技術があれば!?

もし上記のようなお悩みのある方は、

J-TEC様のページをご覧の上、皮膚科へのお問い合わせをお願いします。

https://www.jpte.co.jp/customers/patiens/skin/vitiligo/index.html

 

皮膚治療の最先端の技術を見て、これからの難病の方への治療法も確立されていくのでは?それまでは、機能性素材(UVカット素材を含め)予防方法を懸命に提供したいと思います。

松成紀公子

ご対応いただきました皆様、社内見学はとても勉強になりました。
消費者としても、また、たくさんの肌にお悩みのある方々とのつながりのある身として、情報の発信を行いたいと
思いますので、また勉強をさせていただけますようにお願いいたします!
ありがとうございました。

 

追記

J-TEC様のHPで今回のことをご紹介いただきました!
https://www.jpte.co.jp/columns/details/484

ご覧ください!

 

 

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