安心して、外出ができるように、エポカルは皆様からのご感想やご意見を取り入れて、より健やかな生活ができるように製品の企画をしております。
暑い夏に着られる防護服に必要な空調ファン
エポカルのUV防護服は空調ファンがついています
エポカルのUV防護服は、紫外線を一切通さない完全遮光素材を採用しています。
この素材は、紫外線に当たれない方にとっては、とても安心な素材で、また、お顔の部分も透明で視界がいいのに、UVカット率99.7％の特殊素材を採用し、まさにウエアに覆われているところのUVカットについては申し分ありません。
ただ、一つ問題があるとしたら、暑いということ！！
かつて、アメリカでNASAが開発した防護服は保冷ジェルを活用したものがあります。
ただ、保冷剤では2～4時間が限界でした。
そこで、エポカルでは、外の仕事の方が着用されている空調ファンのついたウエアにできないかと考え株式会社空調服様にお願いをしました。
空調ファンを付けらえるようになるまで
UV防護服を企画するにあたり、最初に問題になったのが、暑さ対策でした。私たちが最初に開発したものは子ども用の防護服です。
色素性乾皮症のお子様をお持ちのお母様の希望は、運動会にみんなと一緒に参加したいというもので、出来れば、数時間日向にいられることを望んでいらっしゃいます。
もともと紫外線対策と暑さ対策を両立させることは難しく、色々考えた結果、安定した涼しさを提供するには空調ファンが一番だという結果になりました。
早速、空調服を作られている株式会社空調服様に問い合わせましたが、空調服様では、まだ子供用のウエアは作ったことがなく、まして難病のお子様に安全が確保できないとのことで断られてしまいました。
それでもあきらめきれず、3年という時間をかけて、資料を用意し、最後は、事前に色素性乾皮症について研究をされている先生にもお話を伺い、ファン付ウエアでも問題がないという回答をいただき再チャレンジ！！
色素性乾皮症という病気についても理解をいただき、ついにお取引を頂けるというお返事をいただきました。
色素性乾皮症のための完全遮蔽素材を使用したUV防護服は、株）空調服様との共同特許提出製品です。エポカルの公式オンラインショップでご購入いただけます。
空調ファンの師匠も参加してくださった商品開発
防護服にファンを付けることに了承をいただいてからは、開発に様々なご協力をいただきました。
空調ファンが機能するための工夫や、素材の風の遮断実験など、難病の方が安心してご着用いただけるための検証も特別な装置をお借りしてさせていただき、空調服様のファンの開発に初期の頃から関わっておられた専門家の方にもご協力をいただき、少しでも着心地がよく、安全性の高い仕様にお力をお貸しいただきました。
そして出来上がった1枚のファン付UV防護服は、日本だけではなく、世界から多くのご要望も頂き、現在120㎝、150㎝、大人用のM、L、XLと５サイズでご用意しています。
空調服様でも、カタログでご紹介いただいております。
XPのための ファン付き紫外線防護服 | 株式会社空調服 (9229.co.jp)
このファン付UV防護服は、XPの方のためのとうたっていますが、今は紫外線に当たれないすべての方向けにお勧めしています。
紫外線対策と夏の暑さ対策は、相反するものでありながら、共存しなくてはいけないものであり、そこをフォローしているのが空調ファンになり、現在の製品は、一度スイッチを入れると12時間近く安定した風力を供給することができるため、暑い夏のお出かけにも対応できるウエアです。
XPの患者様からも、ファン付UV防護服を着て、今までできなかった体験ができたとの嬉しいお便りを沢山いただきました。
