和歌山でShiogori campが開催されました
こんにちは。皆さんは社会現象にもなったVIVANというドラマをご覧になりましたか?
撮影地がモンゴルでしたね。前回「アトピー肌 モンゴルで必須なUVカット帽子」を書かせていただいた私からすると「嗚呼!エポカルの帽子被って!!」と切に願いながら観ていました。
さて、私が住む和歌山県田辺市は「南方熊楠 ミナカタクマグス」が昭和16年に亡くなるまで37年間過ごした土地です。
南方熊楠の名を最近聞いたと思われる方もいるかもしれません。朝の連続テレビ小説で、主人公に植物を送り続けた奇才です。
南方熊楠邸 (南方熊顕彰館 https://www.minakata.org/)
熊楠が晩年を過ごした屋敷の近くには、田辺扇ヶ浜海水浴場という美しいビーチがあります。
先日、この扇ヶ浜でShiogori campというイベントが3日間開催されました。
フード、マルシェ、音楽など様々なアクティビティが楽しめて、波の音を聴きながらキャンプサイトで一夜を過ごすこともできるイベントです。
私が働いているケーキ屋さんが出店するため、店番として2日間を海で過ごしました。
海無し埼玉県生まれの私は、海や水平線に沈む夕陽を見るといまだに興奮してしまいます。
しかし暑い!海水浴場ということもあり、9月中旬でしたが海で泳ぐ家族連れが続出しました。
海辺で必要な紫外線対策グッズ
勤務先のケーキ屋さんのご好意でエポカルの「紫外線みっけ!」と「家族でうるおいUVケア 日やけ止め乳液」を店頭に置かせてもらいました。
「紫外線みっけ!」は見る見る紫色に変化し、紫外線の強さを感じたことは言うまでもありません。
エポカリストの皆さんは耳にタコができるほど何度も聞いた話になると思いますが、エポカルの「日やけ止め乳液」は紫外線吸収剤・防腐剤不使用で自然にも素肌にも優しい日焼け止めです。
国内の多くの日焼け止めクリームにはいまだに紫外線吸収剤が使用されています。
紫外線吸収剤を使用した日焼け止めは、肌に塗った時に白ムラになりにくくUVカット率が高くなるメリットがありますが、一方でサンゴ礁の白化を引き起こすことが分かっています。
ハワイやパラオなどではサンゴ礁を保護するため、吸収剤に含まれる特定の成分(オキシベンゾンなど)を含有する日焼け止めは使用禁止になっています。(過去記事もご参照ください:「サンスクリーン剤とは? https://epochal.co.jp/sunscreen/)
多種多様な海洋生物が住む田辺の美しい海を守るため日焼け止めクリームはケミカルフリーを 使ってもらいたいと個人的に強く思っており、今回店頭に「海へのおもいやりUVケア」のボトルを置き、皆さんに自由に使ってもらえる様にしました。
これから海に入る家族・炎天下で働くスタッフ・抱っこ紐で抱っこされた赤ちゃんなど様々な方にご利用いただきました。
和歌山県は面積の約8割が山です。
ちなみに埼玉県の山の割合は約3割です。先日も、昼間運転中に道端で草をムシャムシャ食べているニホンカモシカを目撃しました。
山々は年間3,000mmを超える雨水を吸収し、水は栄養豊かな川になりやがて海へと流れていきます。
美しい川は鮎・アマゴ・うなぎなど多彩な生物の棲み家であり、夏は川遊びの場として私たちを楽しませてくれます。
山・川・海は全て繋がっています。山が綺麗だから川も海も綺麗。山奥に住む私の使命は山川を汚さないこと。
美しい山・川・海で「遊ばせてもらう」私たちは、自然に敬意を持って付き合っていきたいですね。
ところで、「Shiogori」という言葉は聞き馴染みがないかもしれません。
漢字では「潮垢離」と書きます。潮垢離とは「神仏に祈願するために心身を海で浄めること」で、川でなら「水垢離」、温泉でなら「湯垢離」といいます。
田辺市は悠久の道「熊野古道」の入り口。かつて京の都から貴族が熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)に詣でるために(熊野詣くまのもうで)、海辺(紀伊路きいじ)を辿って熊野の地へやってきました。
そして、田辺の地(口熊野(くちくまの))から中辺路(なかへち)と呼ばれる山道に入る前に「潮垢離」を田辺の海で行ったそうです。
(参考:熊野本宮大社 熊野古道の歴史 )
Shiogori Campは古(いにしえ)の言葉を現在、そして未来に伝えるために再現されたプロジェクトです。
皆さんも自然に優しい紫外線対策をしっかりして、この神聖なる海に遊びに来てみませんか