紫外線対策6か条(紫外線×熱中症読本)
紫外線対策6か条
1. 日かげを探そう
2. お外で遊ぶ時間を考える
3. 帽子をかぶろう・日傘をさそう
4. UVカットの服で肌を守る
5. メガネやサングラスで目を守る
6. 日焼け止めクリーム(サンスクリーン剤)を塗る
1.日かげを探そう
紫外線対策先進国でもあるオーストラリアの『Sun Smart Program』でも、
紫外線対策のfast choiceは “日かげを探す” ことです。
日かげは日なたに比べ、約5割の紫外線を防ぐことができるとされています。
地面や空気中の塵などからの散乱光の影響は、考慮しなければいけませんが
日かげでの活動は、紫外線対策の第1歩です。
2.お外で遊ぶ時間を考える
紫外線の強い時間帯は、10時から14時頃です。
季節によりますが、正午前後ととらえておくとよいでしょう。
また、紫外線に気をつける太陽高度を知る目安として
『自分の影が身長と同じか、もしくは短い時は紫外線に注意する』 と
覚えておくとよいでしょう。
この状況は、太陽高度が45~50度以上になったことを示しており、
紫外線が強く降り注いでいる目安になります。
3. 帽子をかぶろう・日傘をさそう
東海大学の名誉教授である佐々木政子先生は、
「日傘は持ち歩く日かげです」と述べ、紫外線対策に有効であることを提示しています。
帽子や日傘は持ち歩ける日かげであり、誰もが簡単に実践できる紫外線対策です。
紫外線対策大国オーストラリアの『Sun Smart Program』では、紫外線対策に適した
帽子のつばの長さを以下のように示しています。
子ども : 5 cm 以上
大人 : 6 cm 以上
4. UVカットの服で肌を守る
肌を守るのは、覆って守ることが一番です。
サンスクリーン剤は、合剤を肌に塗ることと、落とす時の摩擦による肌ストレスがあります。
衣服で覆うことが、一番肌ストレスがないといえます。
ですが、素材に気をつけなければ、衣服で覆っていても
紫外線の影響を受けてしまう場合があります。
素材によっては、紫外線を透過してしまうのです。
したがって、紫外線対策にはUVカット素材を使用したUVカット製品が有効と言えます。
気をつけなければいけないのは、UVカット加工品は洗濯などで効果がおちてしまうので、
UVカット素材を使用した製品を選ぶことが大切です。
5. メガネやサングラスで目を守る
昨今明らかになってきた、紫外線による目の影響。
それは、子どもの頃から対策することが大切であるとされています。
帽子のつばでも守れますが、長時間のアウトドアイベントや
海やプール、高原や雪山などの紫外線の強い場所では、
メガネやサングラスで目を守ることが必要です。
小さなお子さまでは、子ども用クリアグラスを利用するとよいでしょう。
サングラスは、色の黒いものですと、目の疲労を増強させてしまいがちですので、
薄い色味のものがよいでしょう。
目安は、“ 相手から かけている人の目が見える程度のもの ” です。
6. 日焼け止めクリーム(サンスクリーン剤)を塗る
日焼け止めクリームは、衣服で覆えない部分に活用しましょう。
ですが、塗ったからといっても安心はできません。
基本的に2~3時間おきに塗り直しが必要です。
また、日焼け止めクリームの効果をしっかり得るためには、
外出する20~30分前に塗ることが大切です。
日焼け止めクリームの効果の程度を表す、『PA』と『SPF』がありますが、
これは、使用するシーンや、使用する人の肌タイプによって変わってきますので、
ご自身の状況を知ることが大切です。
参照 :