肌の弱い人・小さなお子さんのUVカットクリームの選び方
サンスクリーン剤や、日焼け止めの賢い選び方をお知らせします
日焼け止めは、UVカットウエアなどで、どうしても肌が露出してしまうところに補助的に付けるようにお勧めしています。
肌の負担を減らし、心地よいUVケアをしてください。
紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)のものを選ぶ
吸収剤に使用されるものは有機化合物(ケミカル製剤)です。前述したような有機化合物が配合されて作られています。光接触皮膚炎の主な原因物質として挙げられているものが多く、まれに光感作(光アレルギー)の起こる可能性があると考えられます。また化合物そのものの安定性を維持するために、別の有機化合物が添加されることがあります。化学反応が起こる点や、光感作(光アレルギー)の可能性を考えると、安全性に関する度合いは未知数です。
ですので肌が弱く、成長過程のお子さんにはお勧めできないことがわかると思います。
最近では吸収剤使用製品でも、肌に優しい紫外線吸収剤としてシア脂(油)を配合している製品もあるようです。
PA値 SPF値の低いものを選ぶ
SPFやPA値が高くなると、紫外線をはじく成分も増え、また塗った効果を維持する成分も増えますので、違和感も増すものが多くなります。また、数値が高くなるにつれ肌は乾燥しますので、かゆみなどの症状がでることもあります。紫外線カットの効果が高くなればなるほど、肌への負担が増えるといってもいいでしょう。
SPF(Sun Protection Factor):
- SPFは、紫外線B波(UVB)を防ぐ指標です。数値が高いほうがプロテクト効果に優れます。
最高値はSPF50+です。
急激な日焼けを防止する目安になります。
PA値:
- PA値は、紫外線A波(UVA)を防ぐ値です。
+表示で示され、こちらも+が多い方がプロテクト効果に優れています。
最高値はPA++++です。
紫外線A波は、長期にわたって浴び続けるとシワやたるみの原因になります。
どの数値を選ぶべきか:
- 日常生活の中で浴びる紫外線は、SPF15~30、PA++程度で十分カットできます。
屋外のレジャーや南国のバカンスなど紫外線が強い地域に行く場合は、
SPF30~50、PA++++などプロテクト効果の高いものが安心です。
プールや海など水辺で使う場合は、水に強いウォータープルーフタイプを選ぶことも大切です。
「天然成分」と記載してあっても注意が必要です
天然成分との記載があると、体に良さそうな気がします。もちろん化学物質とは違い、体への影響は可視化しやすいでしょう。
ですが、天然成分であるがゆえに、子どもや肌の弱い人やアレルギー体質の人などは、アレルギー反応を起こしてしまうこともあるのです。
天然成分配合と書いてあっても、使用前にはパッチテストをしましょう。
「家族でうるおいUVケア」は、やさしい塗り心地の保湿成分入りサンスクリーン剤。撥水性もあるので、ある程度の耐久性もあります。
アウトドアなどでは全身にたっぷり塗ることができます。紫外線吸収剤不使用、無香料、無着色なので小さなお子様からお使いいただけます。
「防蚊&UVカットクリーム」は、スティックタイプなのでアウトドアレジャーにも携帯しやすく便利です。
「虫よけ」に配合されているは植物由来の”シトロネラール”。ほんのり柑橘系の香りが為ます。付けたいところにスーッと筋のように塗って、
手でなじませて下さい。どちらのクリームも石けんで簡単に洗い流せます。
株式会社ピーカブー
製品企画室 エポカル
松成紀公子
エポカル
製品企画室
株式会社ピーカブー
松成紀公子
紫外線対策、何したらいい?
紫外線対策5か条
子どものための紫外線対策協会では、紫外線対策5か条を提案しています。
- 日陰を利用しましょう
- 外出時間は、日差しの強い10時~14時を避けましょう
- つばの広い帽子をかぶりましょう(大人は7㎝以上 子供は5㎝以上)
- 長袖のUVカットウェアを着用しましょう
- 衣類でカバーできない日焼けしやすい場所には、UVカットクリームを塗りましょう
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