紫外線対策|皮膚科医師に聞く子どもの日焼け止めの使い方
紫外線対策
子どものサンスクリーン(日焼け止め)の使い方
皮膚科医師:佐々木りかこ先生に聞きました!
普段の使い方
・午前10時~午後2時に戸外へ出るとき、衣類から出ている皮膚に塗りましょう。
・低刺激性(ほとんどのベビー用製品がそうです)と書いてあるものを選んで下さい。
・SPFは15~20(PA+~++)あれば充分です。
・お薬や保湿剤をぬる場合はそれらを先に塗り、その上に重ねてぬります。
・ただし、戸外では、2時間ごとに、ぬり直すことを忘れずに。
・ぬり直すときは、汗や汚れを拭いてからがいいのですが、そのまま重ねても、とくに問題はありません。
・帰宅したら、石鹸や洗浄料をよく泡立てて洗い、よくお湯で流します。そして、その後には、保湿剤をぬっておきましょう。
プール・海・山での使い方
・SPFは20以上、PA++以上のものを選びましょう。
・汗や水に強いウォータープルーフのものを使うとよいでしょう。普段の使い方と同様ですが、とくにこまめな塗り直しが大切ですので、忘れないようにしましょう。
★「虫よけ」を使う場合は、サンスクリーンの後につけましょう。
★サンスクリーンは、人によって皮膚に合わないことがあります。使う前には、サンプルをもらい、耳の後ろの皮膚にぬって1日おいてから、赤みや、ぷつぷつが出ていないか確かめてから使うようにしましょう。
もし、日焼けをしてしまったら。。。。
1. まず、日焼けした皮膚を冷やすこと。
日焼けは「やけど」です。
まずは、皮膚の温度を下げることが第一です。
2. 冷やす方法は、保冷剤のパックをタオルで巻いて当てます。ただし、体温が下がり過ぎないよう、他の部位は毛布などでくるんで行います。痛みが取れるまでつづけましょう。
3. お風呂では、湯船には入らず、患部は、石鹸やボディーシャンプーをよく泡立ててそっと洗い、静かにぬるい湯を
かけます。
4. 市販のぬり薬を使うとすれば、亜鉛華軟膏、白色ワセリン
がよいでしょう。
5. 脱水にならないように、水分はこまめにとりましょう。
6. 下記の症状がある場合は、すぐに病院にかかりましょう。
① 発熱、悪寒(ふるえ、寒がる)、元気がない
② 水ぶくれができている
③ 水ぶくれがやぶれて赤くむける・汁やうみが出ている
株式会社ピーカブー
企画室