肌の作り
肌のつくり
大人の皮膚の厚さは約2㎜(キッチン用ラップの厚みは約0.01mm)。
大人の皮膚の面積は約1.6㎡。だいたい畳1畳分の大きさで体を覆っています。
皮膚は外側から表皮・真皮・皮下組織の3つに分けられます。
そのうちスキンケアにとても関係している表皮は、角層・顆粒層・有棘層・基底層の4つに分けられます。
表皮の大部分は表皮細胞(表皮細胞の95%は角化細胞です)で構成されていますが、
メラニンという色素を作って肌を紫外線などから守る色素細胞や、外からの異物を察知するなどアレルギーに関係するランゲルハンス細胞もあります。
表皮細胞は分裂と分化を繰り返し(ターンオーバー)、最後に「角化」という現象を起こして死んだ皮膚となります。それが重なってできた部分が「角層」です。
基底層で分化した表皮細胞はだいたい4週間で角化し、約2週間ではがれ落ちます。
これが「垢」と呼ばれるものです
(ちなみに、このターンオーバーの周期が早く、どんどん皮膚の角化が起こり、皮膚がはがれ落ちてくる病気が「乾癬(かんせん)」です。)
角層の外側には、皮脂腺から分泌された皮脂や汗でできた天然の保湿成分といえる皮脂膜があります。テカリ、として嫌がられますが、水分をとじこめてうるおい肌を保つ役割をしています。
皮脂は時間とともに酸化し、皮膚にストレスをあたえるようになるので、適切な洗顔が大切です。