日光(太陽光)が人に与える精神的な影響
太陽光が人に与える精神的な影響について
日光は敵なの味方なの?
日光と聞くと日焼け、紫外線・・・と連想し、ついつい悪者と思っていませんか?この
ブログをお読みいただいている皆さんは、紫外線ケアに対する意識が高い方が多いと思いますので
なおさらマイナスなイメージをお持ちなのではないでしょうか。
確かに日光が肌に与える影響は大変大きく、アレルギーや疾患でお困りの方が大勢いらっしゃることを
承知しています。
困りごとも多い日光ですが、精神的な側面から考えるとまた違った一面を知ることが出来るんです。
日光が敵か味方か決めるのは、それを知ってからでも遅くはないかもしれません。
セロトニンは心にとっての応援団
みなさんは「セロトニン」という単語を聞いたことはありますか?
別名「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンは神経伝達物質の一つで、
他の神経伝達物質であるドパミン(快楽、喜び)やノルアドレナリン(驚き、恐怖)などの情報をコントロールし
精神を安定させる働きがあります。そのためセロトニンが不足すると精神のバランスが崩れ
イライラを感じやすくなったり、うつ的な症状が出やすくなったりしてしまいます。
日光を味方につけよう
それではどうしたらセロトニンの不足を防ぎ、分泌を促すことができるのでしょうか。
セロトニンは体内では生成されないため、セロトニンの材料となる必須アミノ酸トリプトファンを
含む食品を摂取する必要があります。
トリプトファンが豊富に含まれる食材としては、
大豆製品(納豆や豆腐)
乳製品(牛乳やチーズ)
ナッツ類
が挙げられます。
またトリプトファンからセロトニンを作る過程ではビタミB6も必要となってきます。
ビタミンB6を豊富に含む食材としては、
玄米
バナナ
などが挙げられます。
ではセロトニンの分泌には食事面だけ気をつければいいのでしょうか。
いえいえ、分泌を促すためには、セロトニン神経を活性化させなくてはなりません。
活性化させる上でポイントとなるのは、
①日光を浴びること(特に朝)②適度な運動です。
そこで取り入れていただきたいのが、朝一番に日光を浴びること!
洗濯物をベランダに干すもよし、玄関先の植物にゆっくり水をあげるのもいいですね。
日焼けが気になる方でも大丈夫です。
目の網膜が光を取り入れることでセロトニン神経を活性化することができるので、半袖になる必要やマスクを外す必要もないんです。
そして次に取り入れていただきたいのが、適度な運動!朝から運動なんてそんな時間ない・・
という声が聞こえてきそうですが、ワンちゃんの散歩や通勤の駅までの道のりを、
いつもより大股でリズムよく歩くだけでもOK!です。
つまりメンタルケアには食事と共に、日光を浴び、適度な運動を取り入れることが必要なんです。
三拍子揃えるのはなかなか大変・・という方も、日光を浴びることから始めてみてはいかがでしょうか。
日光はセロトニンの分泌を促す他にも、体内時計のリセット、ビタミンDの生成などお得がいっぱい。
早起きして朝日を浴びて、三文以上のお得をゲットしちゃいましょう!
この記事を書いた人
三度の飯よりフクロウ好き(いえ、ご飯も大好き)な新米精神保健福祉士。
仕事で地域活動に携わったことがきっかけで地域づくりにも関心を持つ。
趣味や資格を組み合わせ、いろいろなことへのチャレンジを思案中。
精神保健福祉士とは
精神保健福祉士は、精神保健福祉士法(平成9年法律第131号)に基づく名称独占の資格であり、
精神保健福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、精神科病院その他の医療施設において
精神障害の医療を受け、又は精神障害者の社会復帰の促進を図ることを目的とする施設を利用している者の
地域相談支援の利用に関する相談その他の社会復帰に関する相談に応じ、助言、指導、日常生活への
適応のために必要な訓練その他の援助を行うことを業とする者をいいます。
ご相談のある方は、こちらまで。
株式会社ピーカブー
エポカル企画室
特別対応チーム