子どもの通学中の熱中症対策 今すぐできる予防と、 帽子が持つ驚きの効果

熱中症とは?基本をおさらい
熱中症とは、高温・多湿の環境下で体内の水分・塩分バランスが崩れ、体温調節機能が正常に働かなくなることで起こる症状の総称です。めまい、吐き気、頭痛などの軽症から始まり、意識障害や多臓器不全を引き起こす重症(熱射病)まで、段階的に悪化していきます。
⚠️ 重要:熱中症は「気温が高い日だけ」に起きるわけではありません。日差しが強い日、湿度が高い曇りの日、風が弱い日も要注意です。特に晴れた日の路面近くは、気温計の表示よりも体感温度がはるかに高くなることが知られています。
熱中症の主な症状

子ども・児童の通学中の熱中症対策 株式会社ピーカブー エポカル
- Ⅰ度(軽症):めまい・立ちくらみ・大量の汗・足がつる
- Ⅱ度(中等症):頭痛・吐き気・体のだるさ・虚脱感
- Ⅲ度(重症):意識障害・高体温・けいれん(即座に救急対応が必要)
子どもが熱中症になりやすい理由
大人と比べ、子どもは熱中症に対してはるかに脆弱です。その理由は体の構造と機能に起因しています。

子どもは体が小さい分、地面からの照り返し熱の影響を大人よりも強く受けます。大人の腰の高さでも気温が35℃の場合、子どもの顔の高さ(地面から50〜80cm)では37〜40℃近くになることも。さらに子どもは自分の体調変化に気づきにくく、「まだ大丈夫」と遊び続けたり歩き続けたりしてしまう傾向があります。
💡 子どもは「のどが渇いた」と感じる前に脱水が進んでいることがあります。大人よりも早めの水分補給のタイミングを習慣づけることが重要です。

過去50年で通学路はどう変わったか
気象庁のデータによると、日本の夏の平均気温は過去50年で約1.3〜1.5℃上昇しています。一見わずかな差に思えますが、猛暑日(35℃以上)の日数は1970年代と比較して約3倍以上に増加しており、子どもたちが通学する時間帯の気温環境は大きく変化しています。
また都市部ではヒートアイランド現象が加わり、アスファルトが蓄熱することで夜間に気温が下がりにくく、翌朝の登校時間帯(7〜8時台)でもすでに30℃を超えるケースが珍しくなくなっています。
夏の最高気温の平均は30〜32℃程度。熱中症という言葉自体がまだ一般的でなかった時代。
ヒートアイランドが顕在化。都市部で猛暑日が増加し始める。エアコンの普及で逆に屋外との寒暖差が課題に。
熱中症の救急搬送が社会問題に。学校での運動中の発症だけでなく、通学・通勤中の発症も報告が急増。
新型コロナによるマスク着用が体温調節をさらに阻害。夏休み明け直後の登校時に搬送されるケースが各地で報告される。

熱中症を起こす小学生の人数の変化

消防庁が毎年発表する熱中症の救急搬送データは、子どもたちに関する深刻な実態を示しています。特に小学生(7〜12歳)の搬送者数は2000年代以降、増加傾向が続いています。
🚑 消防庁データによると、年間の熱中症救急搬送者数は全国で約7〜10万人にのぼります(近年)。そのうち18歳未満の子ども・生徒の搬送数は毎年数千人規模に達しており、発生場所の上位に「道路・交通施設等」が含まれています。つまり通学・下校中の発症が一定数含まれているのです。

特筆すべきは、かつては「正午〜午後に多い」とされていた熱中症が、近年は午前中の登校時間帯(7〜9時台)にも発生するようになっている点です。日射しの強さと気温の上昇が早朝から始まり、子どもたちが通学路を歩くまさにその時間に危険域に達しているのです。
通学中こそ最大のリスク時間帯
学校や習い事、公園での熱中症は「大人の目がある場所での発症」です。しかし通学路は違います。子どもたちだけで歩く登下校は、万が一体調が悪くなっても、すぐに大人がサポートできない時間帯です。

☀️ 通学路の危険な特徴:アスファルト舗装による照り返し熱、建物の間で風が遮られる無風地帯、日陰の少ない直射日光の下を歩き続ける場面が多い、熱中症の初期症状に気づかず歩き続けてしまう。
子どもは「具合が悪い」という自覚が遅れがちです。友達と話しながら歩いているうちに、気づかないまま脱水・熱疲労が進行し、突然倒れてしまうケースも報告されています。大人が同行する機会が少ない通学・下校だからこそ、家を出る前に万全の対策を整えて送り出すことが保護者の重要な役割です。
登下校中の熱中症予防で保護者が事前にできること
- 当日の天気・気温・暑さ指数(WBGT)を確認してから送り出す
- 水筒は十分な量を持たせる(小学生の場合500〜800ml以上が目安)
- 「のどが渇かなくても15〜20分おきに飲む」と習慣づける
- 日陰を選んで歩くよう伝える・ルートを確認する
- 帽子を必ず着用させる(UVカット・通気性のあるもの)
- 体調が悪くなったら立ち止まり、近くの大人や店に助けを求めるよう教える
頭部を守ることが熱中症予防の鍵

熱中症対策として水分補給が強調されることが多いですが、頭部の過熱を防ぐことも同様に重要です。脳は人体でもっとも熱に敏感な臓器のひとつ。頭頂部が直射日光を受け続けると、脳温が上昇し、熱中症症状が引き起こされます。
🔬 研究データ:帽子を着用することで、頭部周辺の体感温度を2〜4℃程度低下させる効果があることが複数の研究で報告されています。また「影をつくる」という物理的な効果により、直射日光による皮膚温度の上昇も抑えられます。
通学帽に求められる機能とは
ただ「帽子をかぶる」だけでは不十分です。通学に特化した帽子には、以下のような機能が理想的です。
- UVカット機能:UPF(紫外線防護指数)50+以上が望ましい。肌だけでなく目も守る。
- 通気性・放熱性:メッシュ素材や通気孔で蒸れを防ぎ、頭部の熱がこもらない設計。
- 広めのつば:顔・首・耳への日差しを遮る大きめのブリム。「日陰をつくる」効果が高い。
- 視認性・安全性:交通安全の観点から、明るい色や反射素材があるものが安心。
- 携行性:屋内では邪魔にならないよう折りたためる、または軽量コンパクトなもの。
- フィット感:歩いても飛ばされにくく、子どもが嫌がらないデザイン・かぶり心地。
株式会社ピーカブー/エポカル
「3WAY&マルチガード通学帽」
ここまでご紹介してきた「子どもの頭部を守る通学帽に必要な機能」を、すべて高いレベルで実現した製品が、株式会社ピーカブー・エポカルブランドの「3WAY&マルチガード通学帽」です。

和光市白子小学校モデル 通学帽子
特に「3WAY」という特長は、晴れた猛暑日、曇りで蒸し暑い日、急な雨の日、と変わりやすい夏の通学路の天候変化に対応できる点が大きなメリットです。子どもひとりで通学する時間帯でも、状況に応じた使い方ができるよう設計されています。
帽子は「着けさせる」ではなく「子どもが自分からかぶりたいと思う」ことが継続のカギ。エポカルの3WAY&マルチガード通学帽は、機能性とデザイン性を両立し、子どもが毎日自然にかぶれる帽子を目指して開発されています。
✅ まとめ:今日からできる通学中の熱中症対策チェックリスト

- 天気予報と暑さ指数(WBGT)を毎朝確認する習慣をつける
- 水筒に適切な量の水分(スポーツドリンク等)を入れて持たせる
- 「のどが渇く前に飲む」「日陰を歩く」を子どもと約束する
- 通気性・UVカット・広ブリムの通学帽を着用させる
- 「具合が悪くなったら立ち止まって助けを求める」を繰り返し教える
- 登下校ルートに日陰や涼める場所(コンビニ等)を確認しておく
子どもたちが元気に通学し、安全に帰ってくるために、保護者ができる準備をしっかり整えましょう。特に頭部を守る帽子の選択は、毎日の通学を通じてじわじわと蓄積するリスクを大幅に下げる、最もシンプルで効果的な対策のひとつです。








