2026年大東文化大学での講義の様子
大東文化大学 経済学部の【授業名】にて、株式会社ピーカブー代表取締役の松成が講義を行いました
テーマは、株式会社ピーカブーのこれまでと、これから。1人の母親が子どものために立ち上げた会社が、なぜ紫外線対策ウェアをつくり、難病の子どものためのUV防護服や、子どもの安全を守る通学帽へと事業を広げてきたのか。実物の製品を手に取ってもらい、学生さんにも壇上で試着していただきながらお話ししました。
学生さんに壇上で協力してもらい、3WAY&マルチガード通学帽を紹介しました
きっかけは、息子のアトピーでした
息子が1歳の時にアトピーと診断され、皮膚科の先生から「日焼け対策をしなさい」と言われました。けれど、アトピーの肌には日焼け止めを塗ることができません。「持って歩ける木陰があればいいのに」。ないなら作るしかない――そうして2002年4月18日、合資会社ピーカブーを設立しました。
講義では、創業期から現在までの歩みを年表でご紹介しました。
| 創業期 | 2002年 合資会社ピーカブー設立/「紫外線対策」という言葉を創出/息子のためにフラップ付き帽子を開発 |
| 成長期 | 2004年 エポカルブランド立ち上げ/2005年 株式会社ピーカブーに組織変更、子供のための紫外線対策協会設立、WHO「SUN-PROTECTION」文書の翻訳とシンポジウム開催 |
| 国際展開期 | 2018年 オーストラリア市場の開拓を開始、ARPANSA(オーストラリア放射線防護原子力安全庁)の認証を取得 |
| 研究期 | 2020年 理研インキュベーションプラザに入居、XP(色素性乾皮症)の方のためのUV防護服の企画を開始 |
| 新分野展開期 | 2022年 3WAY&マルチガード通学帽の開発研究を開始/2024年 和光市立白子小学校で導入、「汗学」立ち上げ |
実物に触れて、着てみる講義
紫外線は目に見えません。だからこそ、今回は実物をたくさん持参しました。
ブレッサブルUVメッシュパーカー
0.18mmの極薄UVカット素材(UVカット率97%)と、蚊が入らない通気性のよいメッシュを組み合わせたパーカー。サングラスを掛ける位置や、体の中で動きが激しくない場所を考えて設計しています。
親指を通す穴と、5~10cm長い袖
手の甲を紫外線から守るこの工夫は、実は2002年に当社が考え出したものです。当時は会社がこんなに長く続くとは思わず、特許や意匠を取らなかったことを今も後悔しています。現在はINPITの支援を受けながら、ブランディングに取り組んでいます。
紫外線みっけ
紫外線に当たると色が変わるチャームを、学生の皆さんにお配りしました。

大東文化大学にてUV防護服を着用する学生
講義後、UV防護服を試着してくれた学生さん
紫外線対策を「必要」としている人がいます
紫外線は、日焼け、免疫力の低下、光老化、皮膚がん、白内障につながります。皮膚科医の上出良一先生の言葉を借りれば「紫外線、百害あって一利のみ」。そして、紫外線対策は美容のためだけのものではありません。
XP(色素性乾皮症)は、光線過敏症の中でも最も重い病気のひとつです。私たちは、特殊素材で紫外線を遮り、UVカット率99.7%の透明フェイスガードで視界を確保し、空調ファンで服の中を快適に保つUV防護服をつくりました。オーストラリア政府の検査機関ARPANSAの試験では、素材の紫外線透過率0%という結果を得ています。
三重県伊勢市、兵庫県姫路市、福岡県大野城市、東京都世田谷区では、色素性乾皮症の子どものためのUV防護服が日常生活用具給付事業の対象品目に追加されました。製品をつくるだけでなく、給付制度をお伝えし、必要な方に届けることも私たちの仕事です。
やっぱり、守りたいのは子どもたち
紫外線、熱中症、転倒や衝突、災害時の頭のけが。通学路の子どもたちは、さまざまなリスクにさらされています。そこで開発したのが「3WAY&マルチガード通学帽」です。UVカット素材、通気性のよい遮熱素材、そして軽量ヘルメットを内蔵し、「大きなけがを小さく、小さなけがをなかったことに」という願いを込めました。
内蔵ヘルメットを取り出して、仕組みをご紹介
学生の皆さんから届いた声
講義のあと、58件の感想と質問をいただきました。その一部をご紹介します。
いただいた質問に、お答えしました
いただいたすべての感想・質問にお返事を書きました。その中からいくつかご紹介します。
Q. 新しい概念や市場を社会に浸透させるとき、最も苦労した点と、乗り越えたきっかけは?
医者でもない立場の自分が、どのようなエビデンスを持って人を共感させ、納得させられる材料を作れるか、という点だと思います。子供のための紫外線対策協会は、営利目的を持たず、情報を発信する場にしました。わたしが理解し、体験し、医師や科学者から教わったことを正しく伝える場です。ここが信頼を得て、NHKや各テレビ局に「新しい思想」として取り上げられたことがきっかけだったと思っています。
Q. 全員女性・ママのチームで、育児と仕事の両立のために工夫していることは?
始業時間が11時、終業時間が13時という時もありました(笑)合資会社の時です。
育児をしている自分がどう働きたいかを考えながら、みんなが同じ気持ちになるまで様々なやり方を試してきました。誰一人同じ生活をしている人はいないのだから、話し合って、どうあるべきかを考えて、どんどん変えていくのが株式会社ピーカブー風です。これからは育児だけでなく介護にも直面します。両方を目いっぱい頑張れて、自分の時間も取れる仕事の仕方をクリエイトしていきます。
Q. 商品を広めるうえで、最も苦労したことは?
共感を得ること、人の目に触れることです。今でも苦労していますが、当社は費用をかけた宣伝を行わないので、「クチコミ」でやってきた会社なんです。
Q. 理念と収益を両立させるには?
企業は慈善事業ではないので、利益を生まなければなりません。どんなに良い製品を作っても、売れなければ続けられません。利益だけを追求することはわたしには出来ないけれど、家族(スタッフ)と共に事業を継続するために必要なお金と考えれば出来る。喜びを持って製品をお求めいただき、利益を得て運営、それがサイクルして安定する仕組みづくりを目指したいと思います。
「思いを形に」する行動力について
父からもらった言葉は、「嘘をつくな、やると言ったことはすべてやれ。やれるまで終わるな。諦めなければ、必ず実現する。」でした。出来ないことを「やる」とは言わない代わりに、「やる」と言ったら絶対にやります。人にも自分にも、嘘をつくような生き方をしたくないから。
「宇宙服を着たみたい」な着心地を体験
学生の皆さんへ
皆さん、メッセージをありがとうございました。こんなに真剣に聞いてくださって、感動しました。一人の主婦が子どものために立ち上げた会社です。大きな企業に成長したわけではありませんが、なんとかブランドを作り、小さいながらもスタッフとチームで目標に向かって毎日チャレンジしています。
人生の目標は、いつでも変わります。選択し続けることで「自分」が確立し、それが仕事と生活の土台になります。「自分を追求すること」「自問自答すること」を忘れずに。わたしは株式会社ピーカブーを作ることで自分の居場所ができ、夢をずっと追いかける幸せをもらいました。
今日のお話が、これからの皆さんの人生のヒントや、ものづくりの原動力になれば嬉しいです。大東文化大学の先生方、学生の皆さん、貴重な機会をありがとうございました。
株式会社ピーカブー
代表取締役 松成紀公子
まとう木陰
E P O C H A L
エポカルは、株式会社ピーカブーが企画・製造・販売する紫外線対策ウェアのブランドです。2002年、わが子のアトピー診断をきっかけに、子どもを紫外線から守る1枚を作ることから始まりました。
エポカルを創る株式会社ピーカブーは、紫外線対策ウェアを売っているのではなく、赤ちゃんから難病まで、誰もが太陽の下で安心できる未来を売っている会社。
| UVカット帽子 | UVカットアウター | 子供のUVカット帽子 |
| UVカット率99%以上 | 光線過敏症・XPの方へ | 肌に優しい日焼け止め |
エポカルが選ばれる理由
| 洗っても落ちないUVカット 全製品に、酸化チタンを繊維に練り込んだ素材を使用。 酸化チタンについて |
布1枚でUVカット率91%以上 外部の検査機関で紫外線遮蔽率を検査しています。 製品づくりの基準 |
| 日本学校保健会 推薦用品 学校で使える体操服・帽子などを展開しています。 3WAY&マルチガード通学帽 |
オリジナル素材 EPOCHTEX® 理研インキュベーションプラザでの研究活動から生まれ、商標登録済み。 EPOCHTEX®について |
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紫外線を知る |
エポカル公式・ご相談 |
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紫外線に強く、肌に優しい!エポカルのUVカットウェア・UVカット帽子
晴れたらエポカル!~Sunny days call for EPOCHAL.
株式会社ピーカブー/代表取締役 エポカルプロデューサー
松成紀公子(まつなりきくこ)


















